ホーム › FXの基礎 › pipsとは?FXの値動き単位を計算例つきで徹底解説|toushi-fx
FXの基礎

pipsとは?FXの値動き単位を計算例つきで徹底解説|toushi-fx

とみー
とみー
個人投資家(FX・株式) ・ 少額FXトレード歴8年
2026-06-19
pipsとは?FXの値動き単位を計算例つきで徹底解説|toushi-fx
「1pips上がった」と言われても、それが結局いくらの利益なのか分からない。最初はみんなそこでつまずきます。結論から言うと、pipsはFXの値動きを測る共通単位で、対円なら1pips=0.01円(1銭)が基本です。

この記事では、1pipsの価値が通貨ペアでどう変わるか、損益やスプレッドの計算方法、損切り幅の決め方までを計算例つきで整理します。

私が初心者の頃にいちばん怖かったのは、pip価値を取り違えて想定外の損失を出すことでした。同じ不安を持つ人が、自分の口座で正しく計算できるようになることを目標に書きます。

pips(ピップス)とは?FXの値動きを測る共通単位

【 FX 入門講座 】Pips(ピップス)の意味や仕組みをわかりやすく解説!
【 FX 入門講座 】Pips(ピップス)の意味や仕組みをわかりやすく解説!

pipsは、FX・為替取引で通貨ペアの値動きを表す共通の単位です。為替レートが動いた幅を「何pips動いた」と表現します。

語源は pip=“percentage in point”の略で、pipsはその複数形です。複数の証券会社の用語解説でこの説明が確認できます。

具体例で言うと、米ドル/円が100.00円から100.05円に上がったとき、これを「5pips上昇」と表します。

pipsを使うメリット

いちばんの利点は、通貨ペアが違っても変動幅を同じ物差しで比べられることです。

米ドル/円の0.05円とユーロ/米ドルの0.0001ドルは、桁も通貨も違います。これを「5pips」「1pips」と言い換えれば、頭の中で揃えて扱えます。

pipsとpoint(ポイント)の違い

pointは「価格表示の最小桁」を指す言葉として使われることが多く、業者や商品によって意味が揺れます。一方pipsは値動きの単位として、FXでは概ね共通の意味で使われます。

正直、ここは初心者がいちばん混乱する部分です。私の結論はシンプルで、「自分の口座の取引画面で、1pipsが小数点の何桁目かを最初に確認する」。これだけで取り違えはほぼ防げます。

1/10pip=pipette(ピペット)とは

業者によっては、1pipsをさらに10分の1にした単位を表示します。これがpipette(ピペット)です。

たとえば米ドル/円を100.051のように小数点以下3桁で表示する業者では、いちばん右の桁がpipetteにあたります。スプレッドが「0.2銭」のように1pips未満で出るのは、この細かい表示があるからです。

1pipsはいくら?通貨ペアごとに変わる価値

1pipsの値は通貨ペアで異なります。ここを曖昧にすると損益計算が全部ずれるので、まず2つの型を押さえます。

1pipsはいくら?通貨ペアごとに変わる価値

クロス円通貨ペアの場合

米ドル/円やユーロ/円など、日本円が絡む通貨ペアでは1pips=0.01円(1銭)が基本です。複数の国内証券・FX会社の解説でこの数値が確認できます。

ただし注意点があります。会社によって表示仕様が違い、外為どっとコムの解説では円絡みの通貨ペアを1pips=0.001円(0.1銭)と説明しています。自分の口座がどちらの表記かは必ず確認してください。

クロス円以外(ドルストレート)の場合

ユーロ/米ドルのように円を含まない通貨ペアでは、1pips=0.0001通貨単位が基本です。

この場合の1pipsは外貨建てなので、円換算するにはもうひと手間かかります。手順は後の計算例で具体的に示します。

小数点表示とpipsの対応一覧(2桁・3桁・4桁・5桁)

自分の口座での1pipsの位置を、表示桁から逆算できるよう整理しました。下の表で、あなたの取引画面がどの型かを確認してください。

小数点表示と1pips/pipetteの対応
対円は1pips=0.01円、ドルストレートは1pips=0.0001通貨が基本。3桁・5桁表示はpipette(1/10pip)まで表示するタイプ。
表示桁数通貨ペアの例1pipsの位置pipetteの有無
2桁表示米ドル/円(100.05)小数第2位=1pipsなし
3桁表示米ドル/円(100.051)小数第2位=1pipsあり(第3位)
4桁表示ユーロ/米ドル(1.1050)小数第4位=1pipsなし
5桁表示ユーロ/米ドル(1.10501)小数第4位=1pipsあり(第5位)

pipsを使った損益の計算方法

ここが実戦で効く部分です。公式さえ覚えれば、画面の数字から利益も損失も自分で出せます。

pipsを使った損益の計算方法

基本的な損益計算の公式

損益は「値動きのpips × 1pipsの金額 × 取引数量」で求まります。1pipsの金額は前の節で確認した通り、通貨ペアと表示仕様で決まります。

対円なら1pips=0.01円が基本なので、計算はそのまま日本円で出てきます。ドルストレートは外貨で出るため、最後に円換算が要ります。

米ドル/円の損益計算例

米ドル/円を1万通貨買い、100.00円から100.50円まで動いたとします。値幅は50pips(0.50円)。

計算は0.01円 × 50pips × 10,000通貨 = 5,000円。50pipsの上昇で5,000円の利益、という具合です。対円は1pipsの金額が固定なので、慣れれば暗算でも近い数字が出せます。

ユーロ/米ドルの円換算と計算例

ユーロ/米ドルを1万通貨で50pips取れたとします。1pips=0.0001ドルなので、まず0.0001 × 50 × 10,000=50ドルが利益。

これを円に直すには、その時点の米ドル/円レートを掛けます。仮に1ドル=150円なら、50ドル × 150=7,500円。ドルストレートは「外貨で出してから円換算」の二段構えだと覚えておくと、取り違えが減ります。

pipsとロット・通貨量の関係

損益は取引数量に正比例します。同じ50pipsでも、1万通貨なら5,000円、5万通貨なら25,000円(米ドル/円の例)。

つまりpipsは「動いた幅」、ロットや通貨量は「その幅にかける倍率」。この2つを分けて考えると、リスク管理が一気に整理されます。

FX取引でのpipsの活用方法とリスク管理

FXのpips(ピップス)とは?pips完全理解! この動画でしっかり理解しよう! (前半, 期間限定無料公開中)
FXのpips(ピップス)とは?pips完全理解! この動画でしっかり理解しよう! (前半, 期間限定無料公開中)

pipsは損益だけでなく、コストとリスクの管理にも使います。スプレッドの表示にpipsが使われるのは、各社の用語解説でも確認できる基本です。

スプレッドをpipsと金額に換算する

スプレッドは売値と買値の差で、実質的な取引コストです。これが「0.2銭」と出ていれば、対円なので0.2pips。

金額にすると、1万通貨で0.002円 × 10,000=20円。エントリーした瞬間にこの20円分マイナスから始まる、という感覚を持っておくと、過剰な売買を抑えられます。

損切り・利益確定のpips幅の決め方

私のやり方は、まず許容できる損失額を先に決めることです。1回の取引で2,000円までと決めたなら、1万通貨(米ドル/円)では損切り幅は20pipsまで、と逆算できます。

0.01円 × 20pips × 10,000=2,000円。金額からpips幅を割り出す、この順番が大事です。先に値ごろでなんとなく損切りを置くと、リスクが読めません。

リスクリワードとポジションサイズへの活用

リスクリワードは「狙う利益幅 ÷ 損切り幅」で見ます。損切り20pips・利確40pipsなら比率は1対2。

許容損失額と損切りpips幅が決まれば、適切な通貨量(ポジションサイズ)も自動的に決まります。pipsを軸にすると、勘ではなく数字でロットを選べます。

トレード記録と目標設定での使い方

記録は円ではなくpipsでもつけることをすすめます。ロットが変わっても、pipsなら手法の良し悪しを公平に比べられるからです。

「今月は合計+80pips」のように積み上げると、自分の優位性が数字で見えてきます。

手法別・銘柄別に見るpipsの目安

ここは出典のある確かな数値が限られる領域です。市場で動くボラティリティは日々変わるため、断定的な平均値は本記事では扱いません。代わりに、考え方と確認できる事実だけを示します。

手法別・銘柄別に見るpipsの目安

スキャルピング・デイトレ・スイングのpips目安

手法によって狙うpips幅の規模感は変わります。数pipsを何度も取りにいくのがスキャルピング、十数〜数十pipsを1日で狙うのがデイトレ、数十pips以上を数日かけて取るのがスイング、という整理が実務上の目安です。

ただし具体的な数値は通貨ペアと相場状況で大きく動くため、自分の口座で実際の値動きを記録して掴むのが確実です。

主要通貨ペアの1日の値動きの目安

1日の値動き幅は通貨ペアごとに傾向が違いますが、検証できる固定値はありません。出典で確認できる事実は、pipsが通貨ペア間で変動幅を共通表記するための単位だ、という点です。

だからこそ、複数ペアの日々の値動きをpipsで並べて記録すると、どのペアが自分の手法に合うか比較できます。

経済指標発表時のpips変動幅(雇用統計・消費者物価指数)

米国雇用統計や米国消費者物価指数(CPI)の発表前後は、相場が短時間で大きく動きやすい時間帯です。具体的な変動pips数は発表ごとに異なり、固定値として示せる出典が手元にないため、本記事では数値の断定を避けます。

私の率直な意見を言うと、初心者は指標発表をまたいでのポジション保有は勧めません。損切りが滑って想定より大きな損失になることがあるからです。

株価指数・ゴールド・原油でのpips/pointの違い

株価指数CFDやゴールド、原油などでは、値動きの最小単位を「point」と呼んだり、商品ごとに刻みが違ったりします。pipsという言葉がそのまま当てはまらない場合があります。

FX以外の銘柄を触るときは、商品ごとの値動き単位を取引ルールで必ず確認してください。FXの感覚のまま計算すると桁を間違えます。

初心者がやりがちなpipsの誤解と注意点

実際に調べて驚いたのは、1pipsの表示が会社で割れていることでした。pipsの定義は各社でほぼ一致する一方、1pipsの表示方法は業者の表示仕様に依存する記述が見られます。

初心者がやりがちなpipsの誤解と注意点

計算ミスを防ぐpips計算ツールの使い方

多くのFX会社が損益計算ツールやpip価値の計算機能を用意しています。通貨ペア・数量・値幅を入れれば、円での損益を自動で出してくれます。

ただ丸投げはおすすめしません。手計算で一度検算して、ツールの数字と合うか確かめる。これを最初に数回やると、pipsの感覚が体に入ります。

業者によって異なる価格表記への注意

前述のインヴァスト証券のFAQにもあるとおり、表示仕様は会社で違います。3桁・5桁表示でpipetteまで出る口座と、2桁・4桁の口座では、同じ「0.5」でも意味が変わります。

最新の表記は、各社の用語解説ページの更新日や取引ルール・商品説明書で確認するのが確実です。口座を開いたら、まずデモで1pipsの動きを目で見るのが近道です。

pipsに関するよくある質問

【FX初心者入門】FXのpips・銭とは何か?分かりやすく解説
【FX初心者入門】FXのpips・銭とは何か?分かりやすく解説

ここまでで触れきれなかった、検索でよく一緒に調べられる疑問にまとめて答えます。

よくある質問

pipsとは結局なに?
FX・為替取引で通貨ペアの値動きを測る共通の単位です。対円なら1pips=0.01円(1銭)、ユーロ/米ドルなどのドルストレートなら1pips=0.0001通貨単位が基本です。ただし会社によって表示仕様が異なるので、自分の口座での1pipsの桁位置を必ず確認してください。
pipsを使うのに費用はかかる?
pipsという単位を使うこと自体に費用はかかりません。pipsは値動きやスプレッド(取引コスト)を表すための物差しです。実際のコストはスプレッドや取引手数料として発生し、それをpipsや円に換算して把握します。
pipsを使った取引の始め方は?
FX会社で口座を開設し、まずデモ取引で1pipsの動きと自分の口座の表示桁を確認するのがおすすめです。次に、許容損失額からpipsで損切り幅を逆算し、その幅に合う通貨量を決めてから少額でエントリーすると、リスクを数字で管理しながら始められます。

実際の取引を通じてpipsの使い方に慣れていこう

pipsは「動いた幅の物差し」、ロットは「その幅にかける倍率」。この2つを分けて掴めば、損益もコストもリスクも自分で計算できます。

実際の取引を通じてpipsの使い方に慣れていこう

対円は1pips=0.01円、ドルストレートは0.0001通貨で外貨建て。表示仕様だけは口座ごとに確認する。これさえ守れば、計算ミスで想定外の損失を出すリスクはかなり下がります。

次の一歩は、デモ口座で1万通貨を建て、10pips動かして損益が手計算と合うか確かめること。頭で読むより、一度自分の口座で数字を動かすほうが圧倒的に早く身につきます。

この記事について質問できますAIが記事をもとに答えます
こんにちは。この記事について、下の候補から選ぶか、自由に質問できます。
とみー

とみー

個人投資家(FX・株式) ・ 少額FXトレード歴8年
FX・少額投資歴8年

FX初心者ナビ編集長。社会人になってから少額でFXを始め、最初は「怖い」「やめとけ」の声に何度も迷った経験を持つ。専門用語をかみくだき、少額で安全に始める方法を、実際に自分で口座を開き手を動かして検証しながら書いています。初心者がつまずく所を先回りして説明することを大事にしています。

メルマガ登録

とみー
とみー
FX初心者ナビ編集長。社会人になってから少額でFXを始め、最初は「怖い」「やめとけ」の声に何度も迷った経験を持つ。専門用語をかみくだき、少額で安全に始める方法を、実際に自分で口座を

記事には書ききれない現場のリアルや最新の動きを、わたしから直接メルマガでお届けします。よかったら登録してください。

登録は無料・いつでも解除できます。